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2007年12月 アーカイブ

2007年12月03日

山一證券廃業

こないだ新聞を読んでいたら、山一證券が廃業して10年になるっていう記事が目に入りました。
ああ、もうそんなになるんだ....長いような短いような....と、妙に感慨深くなっちゃっているわたし。

証券業界で必死に積み上げたこの私のキャリアが、目の前でガラガラと崩れ落ちていったあの日.....
というわけではないのですが、廃業のニュースが心に残っているのにはちょっとしたわけがあるのです。

超簡単に言っちゃうと、この廃業のために、私の記念すべき?TV出演が阻まれたの。

当時、私は、自己成長のために心理療法やハワイのカフナの教えをお勉強しておりました。
心理療法に足を突っ込んでから、6年ほどだったかな....

10年前なので、もちろん江原さんも今のように活躍していないし、
オ○ムの事件がまだ記憶に新しいような頃だから、
自分探し君たちは、風当たりが微妙にきつい、あまり日の目をみないご時勢でした。
そんなときでも、やっぱり真摯に悩める人たちのサポートをしている団体や、
自己成長を求める人たちをサポートするためにユニークな活動をしている方たちは当然ますよね。
そうした自分探し君と、自分探し君をサポートする活動を、あるテレビ番組が取り上げるというのです。

タイトルとか、忘れちゃったけど。トリゴエシュンタローが出てくる報道系の番組でした。
その中の特集のひとつとして、私が学んでいた心理療法の研究所が取り上げられることになり、
岡田歩さん(わたしよ)を中心に取材が進められることになったのです。

なんで、わたくしめに白羽の矢があたったかっていうと、おそらくこんな理由だと思う。
*高学歴なのに就職もしないで、派遣社員をやりつつ、何年も自分探しをしている。
*20台も後半。同級生は、バリバリ働いているのに、
悠長にわけのわからないハワイの教えなんていうものをあてにしている。
っつう感じで、自分探しに彷徨うモラトリアム20代っていうイメージにピッタリだったんじゃないかなー。

そのころの私は、どうゆう時期だったかっていうと、
適当に親の知り合いの紹介で就職したものの、やっぱり英語に関係ある仕事がしたいと思い、
英語が得意なわけでもなんでもないし、たいした考えもないうくせに、会社をやめて派遣社員になり、
英文の入力とか翻訳チェックの仕事をぼんやりとやりながら日々生きているぱっとしない人生ってところかしら。

で、白羽の矢がばっちりあたっちゃって、取材開始です。
番組のディレクターの方が、実際にグループセラピーに参加しつつ取材が行われました。
さっき自分が登っきたばかりの山の名前も覚えられない私がきちんと覚えているわけはないのですが、
ある意味きつい取材だったのは覚えております。
取材する方は、私みたいな自分探し君には批判的で、
人生を無駄にしているというような意見をお持ちなんですよね。
私も生意気で、世間知らず礼儀しらずのバカボンだったので、ムキになって反論するのです。
でも、やっぱり、自分が誰かについても確信なんてもっていないし、社会にもほぼ貢献度0だし、
人には心配ばかりかけているわけなので、反論っつっても、説得力がまるでなしなのよね。
でも、そうした、自分の説得力のなさにも気がつかないバカボンは、
セラピーの可能性をを心から信じて、必死ムキになるのです。キーッッッ。
でも、バカボンだったからこそ、今の道が開けてきたのだから、
人生何がどうなるか本当にわからないってことでもあると思うけど。。。。

取材の後半は、「じゃあ、岡田さん、駅から研究所に向かうようすを撮影します」とかいって、
日曜日の夜に駅から研究所に向かうたそがれた姿が撮影されました。
なんか、私の意図とは反して、寂しい図になっちゃっていると思うだけど。。。。。
最後は、私がセラピーを通して、どんなゆうになっていきたいかについて、インタビューです。
何を言ってたのかあんまり覚えていなくて、これ幸い。
覚えていたら、恥ずかしくて悶絶。
でも、たぶん、「セラピーをとおして、自分を知り、自己実現したい。
今は、翻訳の仕事に就くことを目指しています!!!」っていうようなことを言ったんだと思う。

そう言ったときには、英語とまったく関係のない派遣仕事をしていたし、
翻訳の勉強もほぼしたことないし、そうした仕事のあてなんてまったくありません。
普通翻訳の仕事で食べていくには、もともとはエンジニアだとか、
どっかの学校で長いこと勉強して先生につくとか、そういった経路で仕事に入っていくのですが、
私はエンジニアでもなければ、学校に行く余裕もありません。
未経験者が突然翻訳の仕事にありつくなんて、ほぼありえないことなのよ。
でも、
家族が大病になったり、生活もままならない状況に陥ったりして、
自分もこのままじゃ、おんなじになっちゃうと心からゾーっとし、
「とにかく、私は絶対に、同じ道をたどらない。
方法はわからないけど、翻訳の仕事をする」って決めたのはこの取材の直前でした。
とにかく、方法はぜんぜんわからないけど、一年以内に翻訳の仕事をするとただ決めたのです。
やったことは決めただけ。


私が心理療法のワークに参加するところ、
ハワイのフラの原型のようなムーブメントを使った修行に励むところ、
たそがれの後ろ姿、バカボンインタビューなどなどが、放送されるはずだったのですが、
放送日の直前に山一證券が廃業に追い込まれちゃったものだから、
私の登場は十数分程度が一瞬に変わって、当然インタビューもなんもなし。
ムーブメントにシーンでちらっと写っただけで終わったのでした。
同じコーナーで違う団体のブレス・ワーク(呼吸方を使って変性意識に入るセラピー)が取材されていて、
結構長い時間放映されていまいた。
ブレスワークで取材されていた方も自分探し君だったのでした。
明らかにワーク後の表情は、ワーク前より生き生きしていて、エネルギーも変わっているのですが、
キャスターの方には、相当にコテンパンなコメントを授かっていらっしゃいました。
ヒエーっ。
いやー、ほんと、ちらっとしか写んなくってよかったよ?。
オンエアーを見て、ほっと胸をなでおろすわたし。

そんなわけで、山一證券の廃業のことは心に残っているのよね。

あ、ちなみに、その後、一年以内に翻訳の仕事に就きましたよ。
なんか、わけのわからないミラクルがおきて、
たまたまインターネットで、未経験者可の派遣翻訳者を募集している
あやしい人材派遣会社を見つけたのです。
その会社は、もともとはエンジニアの派遣をやっていて、
翻訳者としてお仕事を斡旋したのは、後にも先にも私一人でした。
そして、中途未経験者を翻訳者として育ててくれるというスーパー稀有な会社を
ご紹介いただいたのです。
そして、たぶん、その会社が未経験者の中途採用を後にも先にも私一人だったのよねー。
ありがたや?。

山一證券廃業10年で、廃業つながりというわけではないのですが、
私のことでも、この11月末はこれまでやっていたことを変えていく時期となりました。

11月29日にリコネクションのTA/メンターを退任し、個人セッションに専念することにいたしました。
いろいろ考えた結果、新しい一歩を踏み出すことになったのですが、
この経緯については、
セドナでのお休み期間中にブログで皆様にお伝えしていきたいと思っております。
よりいっそう精進し、ひき続きヒーリングの個人セッションを提供していきますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2007年12月05日

いってきま?す

今日から、1月9日までセドナに行って参ります。
おやみ中もブログを更新しますので、
遊びにきてください m(_ _)m

お電話は通常どおりつながりますが、
夜昼逆転ですので、お電話に直接出ることが難しいかもしれません。
お問い合わせなどありましたら、メールにてお願いいたします。

あと一時間以内には家をでないとまずいのに、
ん?、なんかあんまり出かけるような気がしないなー。
なぜか海外に行く直前に大掃除するというくせがあり、
まだ、掃除機・床ふきがすんでいないのです。
そして、こうして、だらだらとブログを書いているうちに、
時間はこくこくと過ぎていくのです。
(ただ今、自分を追い込み中・・・・)
そんなことしているだから、パスポートわすれて、
国際線に乗り遅れたりするんだよね。

あはは?

では、いってきます。

2007年12月11日

次はどこへ?

セドナです。

今回は、お家(といってもコンドミニアムですが)を丸ごと一件借りて、
一ヶ月間のんびりと滞在します。
ありえない素敵なお家で、家のどの部屋からもセドナの景色を堪能できるのです。
ライティング・デスクでこのブログを書いていますが、
すぐ横の窓からは壮大な岩山が間近に見えます。
これ以上の贅沢はありませ?ん。

1209house.jpg


もともと性格がそそっかしいというかバタバタしているので、
ここ数年、バタバタした東京で、 バタバタと生きてきました。
何年も前から一部の外国のように長期ホリデイっていうのをエンジョイするっていうのが
私の小さな夢のひとつでしたが、とうとう実現しちゃった。ヤッター!!!

というわけで、ここで約一ヶ月間のお休みを過ごしますが、
このお休みは次の道に進むためのふみ台にもなることになりました。

というのは.....

来年、日本に戻ったら新しいことをはじめます。

これまでは、リコネクティブ・ヒーリング/リコネクション一筋でやってきましたが
そのほかのことをはじめることになりました。

瞑想的な意識状態を使ったヒーリングです。
「クライアントさんとともに、目を開けたまま瞑想的な意識状態に入ることで、
クライアントさんに必要なヒーリングが起こる」そんなセッションを提供します。
詳しい内容は、すこしずつHPにほうに書いていきます。

リコネクティブ・ヒーリングに出会う前の4年ほど前から少しずつ瞑想に興味を持ち始めました。
瞑想自体というよりも、瞑想が行き着く先と思われるところ....
覚醒した意識というのに強く心が引かれるようになりました。

私は本当に小さなころから、永遠というものが異常に怖かったの。
瞑想に興味をもったときは、もういい大人だったので、
それほど怖くはなくなっていましたが、死について、そして永遠の意識についての
そこはかとない恐れが自分の中のどこかにありました。
もともと死自体、つまり肉体が滅ぶこと自体はあまり怖くなかったのですが、
自分の意識が永遠になくなってしまうかもしれないこと、
あるいは自分の意識が永遠に存在することが怖かったんです。
変でしょう?

「死んでも魂は永遠に続くから怖くないよ」、と説明されても、私の恐怖はなくならないのです。
だって、永遠ってことが怖いんだから。

普通人間は死んじゃうし、日常生活においては、永遠ということを体験することはたぶんあんまりないですよね?
少なくとも私はありませんでした。
なので、永遠ということがまったく理解できなかったのです。
死んで意識が永遠になくなってしまうのも、死んでからも意識が永遠に続くもの怖いの。
さっぱり理解できないことだから。

覚醒/悟りということがこの恐怖を乗り越えるために役に立つかもしれないと思い、
悟りや瞑想に興味を持ち出したのです。

そうして、少しずつ瞑想や悟り/覚醒した意識とはどうゆうものかを学んできました。
永遠に対する感じ方はずいぶんと変わりました。

その学びの課程で、覚醒した意識状態に入った方とただ一緒にいるだけで自分にヒーリングが
起きるということを何度も体験しました。

問題だと思っていたことが、自分の意識がかわって問題でなくなってしまったり、
自分の道を促進するシンクロが起こったり、
人間関係が劇的に変わったりということが何度もありました。

私自身は、明確な覚醒体験はないし、覚醒に対する理解についてもスタート地点にいると思っています。
ですが、いつの間にか、私と同じような瞑想状態によるヒーリングを、他の人も同様に体験できるようにサポートできるようになりました。

リコネクションは、宇宙そして自分の本来の道に再接続していくというセッションですが、
リコネクションが私をここに導いてくれたと思っています。

リコネクティブ・ヒーリングの哲学のひとつに、このヒーリングはエネルギー・ヒーリングではなくて、
その周波数のスペクトラムの中にあらゆる既存のエネルギー・ヒーリングが含まれているという考え方があります。
私が、これからみなさんにシェアしていくヒーリング/瞑想(?)は、
エネルギーヒーリングではないと私自身は感じています。
リコネクションの恩恵によって自分の本来の道を歩ませてもらっているプロセスで、
身に付いたものなので、大切にしていこうと思っています。

正直いって、本当にこれをやるべきか、それともこれまでどおりリコネクション一筋でTA/メンターとして
みなさんのお手伝いをしていくのがいいかずいぶん悩みました。
プラクティショナーになって3年間、多くのヒーリングセッションをとおして、そして自分の人生の変わりようを見て、このワークの素晴らしさ、可能性を日々実感しています。
私は、手のひらに四六時中強く周波数を感じるタイプなので、この周波数がいつも私とともにいる、
自分の一部であるということを常に肉体的に感じることができます。
なので、いつもいつも周波数のパワフルさをこの身をもって感じることができます。ありがたいことです。
私がこれまで、リコネクティブ・ヒーリング/リコネクションをとおして受け取った恩恵は、
言葉で表現できないほど大きなものでした。
4年近く前に、ちょっとした間違いで初めて、リコネクティブ・ヒーリングを受けてしまってから、
人生が大きく変わっていきました。
出口のない不満を内面にかかえたまま悶々とする日々。自分の夢もなく、大きな借金と、家族と自分の病気を抱え、孤独感にさいなまれる日々。気がついたら、そうしたものは過去のものになっていました。そして、何より素晴らしいのは、リコネクティブ・ヒーリング/リコネクションのセッションの恩恵を今だにずっと受け取り続けているということです。
プラクティショナーになって他の方がこの周波数に触れ、自分の本質に再接続するのを
お手伝いしているせいか、受け取る恩恵がさらに大きくなっていっている感じがします。
一人でも多くの人にこの周波数に触れてほしいと思っています。

このまま、この道を歩き続けていくと、多くの人がそれぞれの可能性に目覚めるお手伝いをし続けられるはずです。
そう思うと、なぜかできるようになってしまった新しいヒーリングの可能性を追求するのは、
私自分のつまらないエゴを満足させる行為でしかないようにさえ感じます。
自分のエゴの満足でしかないかもしれない行為をするのか、それとも、確実にみなさんをサポートできることを続けるのか。。。。。 簡単に答えがでそうな自分への問いでしたが、自分本来の道を歩めているという実感の中で受け取ったヒーリングのギフトということもあり、答えを出すのは容易ではありませんでした。


でも、この秋のリコネクション・セミナーをお手伝いしているときに、
エリックの話を聞いていて新しい道の探求を始める決意が固まったんです。

それはセミナーでエリックが天国の門の話をしているときでした。
(内容は完全には一致していないかもしれませんが、こんなようなことをお話していたと思います。)

自分が死んで天国の門に到着したときに、門番に「お前は、変なヒーリングを多くの人に広めたことで、
多くの人に迷惑をかけた。罰として、輪廻転生を600万回繰り返してもらう。」と言われるのと、
「お前にはヒーリングというギフトを授けたのに、自分の恐れに屈してギフトを人と分かち合おうとしなかったな。罰として輪廻転生を600万回繰り返してもらう。」と言われるのでは、
後者のほうが自分にとっては耐え難い。

それを聞いて、心が決まりました。

みなさま、これからもどうぞよろしくお願いします。

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