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捨てればいいんでしょ。捨てれば...

ここ2ヶ月ほど、引越しのことで頭を悩ませていたので、
お友達からもいろいろな方面でアドバイスをもらいました。

その一つが『ガラクタ捨てれば自分が見える』という
風水整理術に関する本でした。

お友達から借りてパラパラと読みました。

風水は、めんどうくさいし (ほんとうの理由はそれだけじゃないのですが、その話はまた今度)、
あんまり気にしないことにしているのですが、
とにかく、捨てればいいんだってことはわかりました。
速読はできないのですが、速読なみの速さで飛ばし読みしたので、
まちがってるかもしれませんが、新しい流れを呼び込むためには
そのスペースを作りなさいということなのかなと思いました。

ヒーリングの客さんも大絶賛していたので、
さっそく私も捨てることに。

昨年の 5月に模様替えをして、そのときにかなり捨てたつもりだし、
収集していたものも解放したのだけど、
今回、あらたに捨てまくってみて、
いくつか捨てにくい分野のものがあることがわかりました。

『ガラクタ....』の分類でいうと、センチメンタルな思い出の品がそれ。

ぶっちゃけていうと、愛の言葉が書き連ねてあるポストカードや
手紙なんかです。

現在進行形の人からのものだったらいいけれど、
そうでないものなのよ。

しかも、掃除なんかで、その引き出しを開けるたびに、
いろいろな思いがよみがえり、ちょっとおセンチになる私。

今回も、捨てようかどうか迷ったけど、捨てましたよ。
ちょうど引越しが行き詰っているときで、
ちょっと、やけくそ気味だったので、
「捨てればいいんでしょ、捨てれば!!!」と、
勢いで捨てることに決定。
そうでもしなきゃ、また見送りになりそうなんだもの...

紙製品なんで、捨てるときに生ごみと一緒になっちゃうんだけど、
それはちょっといやだし、
資源ごみとして出すのも、どうもしっくりしません。

結局、なんとなく、それらしく、燃やすことにしました
(それらしいってなんだ???)。

まず、いちばん思い出の濃い、涙を誘う内容のポストカードに
火をつけたのですが、
ポストカードは紙の表面に加工がしてあってなかなか燃えません。
だんだん、イライラしてきました。
あっちにも、こっちにも、火をともしてもすぐ消えてしまいます。
イライラが限界に達しそうになったころに、メラメラと燃え出して、
ほっとしたのもつかの間、今度は、次から次へとどんどん燃え出して、
数十枚の紙が火柱と化し、
ミニ火事状態になってしまって、冷や汗たらりー。
無事燃やし終えた後は、家中にこげた匂いが充満してしまいました。

イライラしたり、冷や汗タラリンしているうちに、
すべて灰になったわけですが、
おかげさまで、ちっともおセンチな気分にはなりませんでしたよ。

すっきりさっぱりです。

これまで、私の心の中で大切に大切に反芻されてきた
おセンチな感情ってこんなものだったのね。と再確認。
「いままで、ほんと、必要以上に深刻に考えちゃってたなー」
と燃やしちゃったあとには、そんな風に思えます。

自分のこと深刻に考える時間を減らしていきたいものです。

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2006年07月05日 22:25に投稿されたエントリーのページです。

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