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ジャーニー

The Journey (ザ・ジャーニー)” というワークショップに参加してまいりました。

ヒーリング/セラピーの手法を習うようなワークショップにでるのは、すっごいすっごい久しぶり。
3年ぶりぐらいかな?
去年は、ブライアンのお忍びカウアイ・ワークショップとか、セドナ・ワークショップを自分で企画したのだけど、なんかのヒーリングを習うって目的ではなかったし。(つーか、あれ、なんだったんだろうなー。ほんと、不思議なワークショップだったな。。。。。)。

そんな腰の重い私の気持ちをゲットしたのは、このザ・ジャーニーを開発したブランドン・ベイズさんの書いた『癒しへの旅』という書籍でした。

今年の1月に、ブランドンさんに直接会ったことのある知人から「とてもいい本よ?。」と本を薦められたのです。でも、タイトル『癒しへの旅』って微妙っていうか、興味のわくタイトルじゃなかったの(すみませーん)、2ヶ月近くほったらかしていたのですが、間違ってあまりに陰惨なミステリーを読んでしまって、やば、なんかで中和しないとまずいと思っていたところに、近所の本屋にあったので、とりあえず手に取ってみたら、すごく面白かったのです。

何がおもしろかったかっていうと、このジャーニーの手法が、私がいま「90分/60分対面ヒーリング」や「ミスティカル数秘術+ヒーリング」で提供している中の“瞑想意識を使ったヒーリング”に、コンセプトや流れがとっても似ているような気がしたのよね。


“瞑想意識の共鳴”って、自分で書いても、こりゃわかりずらいなーって思うんだけど、
お客さんと一緒に瞑想状態に入ることで、思考をゆったりとさせ、本質的な自分の部分にアクセスしやすくするのね。で、それだけでも、ニュートラルな状態になって、意味ありありなんだけど、その状態で、大いなる自己に近づいていっちゃったり、時には、過去世ワークみたいになっちゃったり、時には、インナーチャイルドワークになっちゃたり、さまざまな自分が活用したい感情を呼び覚ますことになっちゃったり、そのときそのときの流れでヒーリングをしていきます。(「ちゃったり」って書いてあるのは、事前に私はプロセスを決められないのよね。何についてヒーリングするかの目的は一応持てるけど、あとはもうプロセスにまかせるしかできないのです。)
これは、瞑想によって空の状態に入ることができる方とただ一緒にいるだけで相当なヒーリングが起きるのを実体験し、他の人も大きな変化を受け取っているのを何度も目の当たりにしたのをヒントにはじめたものです。

一方、『癒しへの旅』の内容は、簡単に言うと、ブランドンがセラピスト/トレーナーとして、非常に健康的な生活を送っていたにも関わらずバスケットボール大の腫瘍がおなかにできちゃって、手術をしなきゃならなかったのだけど、結局一ヶ月で自然治癒させた体験と、その体験によってどのようにザ・ジャーニーが生まれたか、そして、ジャーニーのやり方で構成されています。

ジャーニーのプロセスでは、大いなる自己に到達することが非常に大切なのよね。
で、その大いなる自己に到達するために、感情をどんどん感じていくってことをします。
たとえば怒っているとして、多くのセラピーでは、なぜ自分は怒っているのかそのメカニズムを見つけて、そのメカニズムを変えたり、“いわゆる”ネガティブな思考をポジティブなものに置き換えるということをすることが多いと思うんだけど、ジャーニーではそんなことをしないで、どんどん怒りの感情の中に入っていくの、すると、怒りは、その裏というか奥にあるもっとコアは感情に変わっていくのね。で、今度はその感情を感じて、と次々やっていくと、自己の本質の部分に到達するというのです。

いわゆるネガティブな感情が起こったときに、ネガティブな思考をポジティブなものに置き換えるのでなくて、その感情を内側で感じていけば、本質的なものにたどりつくっていうのが、すっごく共感できるポイントで、似てるなぁと思ったところなのです。

だってさ、感情とか思考って、本質的なものじゃないから、ここをちまちまかえるよりも、
永遠に変わらず平和な自己の本質を実感するほうが、よっぽどパワフルだと思うんだよね。

あたしの瞑想の共鳴ってやつ、パパジとか、パパジのアメリカ人のお弟子さんのガンガジさんの影響を受けていると思うのだけど、『癒しへの旅』を呼んでいて、ひょっとしてこれってガンガジのことかも?とか、これってプンジャジのことかも?と思う記述があって、本の最後にある献辞をチェックしてみたら、やっぱり、この人に感謝しますのコーナーでガンガジとパパジ (プーンジャ)の名前があがっていました。ビンゴ!!!
本文の該当箇所が、パパジやガンガジなのかどうかはわからないけれど、私のやっていることと似ていると感じたわけが腑に落ちました。
そんで、興味をもったわけなのです。

自己の本質をダイレクトに感じる、心が静かになる、それだけで十分だと思ってはいるのですが、あたしはヒーリングする上では、それ以上に流れを大切にしています。
(いや、「大切にします」なんて書くとちょっとえらそうだけど、
目的のほうに固執すると、うまくいかないから流れに任すことにしてるだけ....)
自己の本質をダイレクトに感じることほど、すばらしいことはないと思うのですが、それを体験するかどうかはわからないし、そうでないからといって、ヒーリングになってないわけでもないしね。

本を読んだ限りでは、ザ・ジャーニーのプロセスでは、“誰もが簡単に”そこにいけるような感じなのですよ。すご?い。
そして”誰もが簡単に”人を大いなる自己に導いていけるらしいの。これまた、すご?い。

しかも、私みたいに瞑想意識共鳴っていう、なんていうか、”いかにもヒーリングっぽいズル”(いや、その、本当はズルしていわけじゃないけど….)はなしで、言葉によってクライアントをサポートしながら大いなる自己に到達するのを助けるだけなのです。
いったいどうやるんだろうと思って、参加しちゃった。

今回のワークショップのリーダーはブランドン自身ではなく、とってもかわいらしく、パワフルで、本当に自分の本当の感情を生き生きと生きていらっしゃる素敵な先生でした。
久しぶりの習い事?でしたが、なかなか新鮮でしたよ。
自分が普段やっていることを再確認できました。
そして、自分で自分にヒーリングをすることはできないので、少し似通ったことを自分で体験してみるいいチャンスでした。

一つおもしろい発見がありました。
ジャーニーのプロセスでは感情を体験していくときに、どんな感情かを表現していくのですが、
日本人は感情ではなく状況を説明したり、ビジョンを次々に見ていく傾向があるそうな。
各国を回っている先生で、日本に来たのは初めてだったのですが、そんな発見をされたみたい。
まさにそれ、あたしが普段、お仕事をしていて、私も不思議に思っていたことなのよ。
感情のこと聞いても、状況やビジョンの描写をなさる方が多いのです。
で、実際、自分がクライアント役になってみたら、私もそのタイプで、あれ?っあたしもおんなじじゃん……
他の国では、それぞれ、また違った傾向があるみたい。なるほどね?。
日本人は、とっても直感的なタイプなはずなのに、それを表現するときに、説明になってしまうのはなぜなのかしらねー?
言葉にすると、もうそれは感じていることと違っちゃうって心のどこかで感じているのかしら?
自己表現があまり盛んではない文化だからかな?
、ある意味ワンネスみたいなことは、身近だから、以心伝心に慣れてて、逆に言葉で表現できなくなっているのかしら???? といろいろと、考えることもあって、お勉強になりましたです。

ジャーニーではないのだけど、私がやっている瞑想意識共鳴というズルつきの「ミスティカル数秘術+ヒーリング」と「90分対面ヒーリング」の体験談をいただいたので、よかったら読んでねん。

ブランドン・ペイズさんは、7月に来日して今回私が体験したワークショップを提供する予定だそうですよ?。

コメント (7)

れいこ:

フ?ム、これも面白そうですね。
感情って確かにただそれをたどって行くとちゃんと行くべきところに行くような気がする。途中停車を長いことしちゃう時もあったりするんだけどね(^_^;)

いかに自分の本質に居座り続けるか!(笑)

fukuichi:

おひさしぶりでーす。
なんか上の記事読んでいたら今自分がやっている
ヒーリングにも通じるものがあるんじゃないかと思いました
ジャーニー。。なんか名前もいい感じですね♪

でぐち:

おかださん、こんにちは。
この本は、確か本屋さんで手にした覚えがあります。私もその時は、ピーンとくるものがなく購入はしませんでした。このブログで、またそのタイトルを目にして、おかださんの話を読み、今度読んでみようと思いました。ありがとうございました。では、じゃ?に?^^

おひさ?(^^)/

2007年は 外へ 宇宙へ わぁ?い!

って感じだったんだけど

2008年は 内に 自己に しぃ?ん

って感じなんです


あゆみさんの この記事読んで 再確認させていただきました(^^)/

そういえば 僕は ブログも mixi も しぃ?んとしたままだし

>れいこさん
だらだらと途中停車しちゃうのよね(笑)。
自分が居座っていないときも、本質はいつでもどこでも自分の中に変わらずあるってことを知ることがポイントなのかなーなんて思ったりしていますです。

>fukuichi さん、

そうなんだ?。
どんなヒーリングなのかしら?
例のときに、おしえてくださいねー!

>でぐちさん
そのだじゃれ、クラシカルな感じが新鮮です(笑)
ぜひぜひ、読んでみてください。お勧めでーす。

>なおきさん
2008年は自己にシーンなのですね。
なんか、ちょっとヒントになったかも。
ありがとう。
私も2006、2007は外へのジャーニーに邁進だったのが、
今年にはいって、まるで勝手が違う感覚に、
ちょっと戸惑い気味でもあったのですよ?。
いろんな感じがあってこと、いいのよね。きっと。

ひろ:

あ〜日本人は感情じゃなくて状況説明しがちってわかりますー
状況説明だけじゃ「で、結局どう思ったの?」って聞いてるほうはなりますよねー
なんですかね。日本人独特のおくゆかしい婉曲表現なのでしょうか。伝えたい!って気持ちが希薄なんでしょうか。
ちょっともったいないですよね。
私はちなみに感情表現派です。うふふ。

>ひろさん
感情表現派いいっすね?。

以心伝心って言葉があるように、日本人って直感的で、
言わずにわかる発達&重んじられてきたんじゃないかなーなんて思ってます。

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2008年03月27日 20:37に投稿されたエントリーのページです。

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