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カタルシスブレス体験と2/6ラジオの予告

心理療法の研究所で10年以上お勉強していたってことは、ブログやラジオでときどきお話していますが、このときに、主に学んでいたのは、ゲシュタルト・セラピーホロトロピック・ブレスワークというものでした。ゲシュタルト・セラピーは、フリッツパールズというユダヤ人の精神科医がはじめた心理療法なのだけど、最近はあんまり聞きませんねぇ。でも、ものすごくあちこちで目にするNLP(神経言語プログラミング)の3つの源流の一つといったほうが、ぴんと来る人が多いかしら。

ホロトロピック・ブレスワークっていうのは、スタニスラフ・グロフという人が開発した呼吸法を使ったセラピーです。
トランスパーソナル心理学の中でも、代表的な心理療法なのですが、呼吸法によって変性意識状態を作り出し、潜在意識に抑圧されたもブロックなどを浮上させ、解放したり、日常よりも深い意識状態で自分と出会い、心身の生命力や、自然治癒力を活性化するというサイコセラピーです。

私のいわゆる自己発見の旅の始まりは、こうした世界でした。
20代のはじめから30歳のぐらいまで、そうとうやりましたよ。
ブレスワーク。
90年代の中ごろにトランスパーソナル学会の初の大掛かりなイベントがあって、グロフさんが来日したのですが、100人だか200人もの人が一斉にホロトロピック・ブレスワークを受けるというワークショップがあり、アシスタントで参加したりもしました。
懐かしい思い出です。

と、懐かしんじゃうぐらい、ブレスワークから離れていた私ですが、
昨日、たぶん10年ぶりぐらいにブレスワークを体験しました。

2月6日は4週に一度のオカダアユミのラジオの日なのですが、この日は、
整体、ブレスワーク、舞踏、カウンセリングをとおして、身体や感情、心理や知性、感覚やスピリチャリティのエネルギー的関連を、象徴的な見方から紐解いていく作業をしている高橋実さんをゲストにお招きして、1時間いっぱいお話をお伺いします。

私が高橋さんに出会ったのは、ゲシュタルトセラピーとブレスワークを相当な本気度合いで学んでた真っ最中でした。17年ぐらいまえかなぁ。
肩こりとか、体の根強い不調が続いていてるときに、知人から『からだはうす』を紹介され、高橋さんの治療を受けるようになったことがきっかけです。当時、体調不良でいろいろ鍼とか通っていましたが、強い頭痛が発生したときには高橋さんの指圧しかきかなかったので、ずいぶんお世話になりました。

わたしは、当時は別のセラピストからホロトロピックブレスワークを学んでいたのですが、高橋さんは、そもそもホロトロピック・ブレスワークを日本に初めて紹介されたときに、日本に紹介した吉福伸逸さんとその当時ご一緒に活動されていました。そうしたきっかけで、トランスパーソナル心理学をベースにしたサイコセラピーを学びワークショップを手がけるようになった方です。
この道30年なので、本当にいろいろお伺いしたいことがあって、どの引き出しから何を聞こうか、迷うばかりの私なのでした。

で、とりあえず、一度、ブレスを受けてみようと思い立ったわけです。
ブレスワーク自体は、たぶん、40回ぐらい体験してるんじゃないかなって思うんだけど、高橋さんから受けるのは、初めてで、どきどきわくわくなのでした。

現在、高橋さんが提供されているのは『カタルシスブレスグループセッション』といって、伝統的なホロトロピックとはちょっと違って、独自の方法でされています。

自己紹介、ヨガストレッチ、浄化の呼吸法カタルシスブレス、チャクラボイシングで、体の中にある不要なブロックやエネルギーを浄化してから、ブレスワークを行い、最後に絵を書いてシェアリングするという流れになっています。

いやー、楽しかったです!

参加者は6名で男性は3人、女性が3人。
いわゆるスピリチャルなセミナーに行くと女性の割合が圧倒的に多いでしょ?
わたしがやっていたときもそうでしたが、ブレスワークって、
なぜか男性の割合が多いのよね。
自己紹介のときに、高橋さんのところのブレスワークに定期的に通っているという方が、病気などで、お仕事などがものすご----く長いことままならなかったけれど、ブレスワークにかよっているうちに、少し前に就職がきまり、無事お仕事を続けているという報告をされていました。
ブレスワークって、変性意識状態に入るということで、いわゆる不思議体験にスポットが当たってしまうことが多いように感じるのですが、受ける側も、提供する側も誠実に取り組んでいると、本物の癒しや変容が起こるんだって、改めて教えてもらいました。

自己紹介の次は、カタルシスブレスとチャクラボイシングで体の浄化です。
咳をだす特別な呼吸法でからだや各チャクラの毒素を排泄し、エネルギーの通路を作りつつ、チャクラボイシングでチャクラに声を響かせてエネルギーを活性化させていきます。
これちょっと苦しいんだけど、普段、我慢していることが多い人(って現代人ってみんなそうかも?)だったり、運動なんかで発散することがない人だと、これだけで、だいぶ体や気分が楽になります。

伝統的なホロトロピック・ブレスワークでは、この部分はありません。
でも、実際、ブレスワークをやってみると、ブレスワークではとにかく呼吸を早く深くたくさんするっていうのが大事なんだけど、呼吸すること事体が苦しくて、意識の深い部分に到達できないといったこともあるので、ブレスの前にエネルギーの通路を
作っておくのって理にかなっているかなって思いました。

そして、いよいよ本番のブレスワークです。
伝統的なホロトロピック・ブレスワークでは、ペアを組んでシッター(面倒を見る人)とブリーザー(呼吸する人)を交代に体験します。ブリーザーは目をつぶって呼吸をして、深い意識状態に入るので、安全を守ったりする人が必要なわけですね。
ですが、そうした形をとるには2日間のワークとなってしまうし、人数的にも難しいので、高橋さんとベテランのアシスタントさんがみんなの安全を守り、全員で一斉に呼吸に入りました。
そうした、形でのブレスワークは初めてだったのですが、この道30年の高橋さんがやっているのだからと安心して受けることができました。それに、体験としてはあまり変わりはないそうです。

でも、わたしはちょっと気をつけましたよ。
なぜなら、あたし、昔は暴れん坊将軍だったから。
変性意識状態=一種の火事場のばか力がでる状態っていえるでしょ。
そんな状態で、何かをぐいーっと押したくなったり、
激しくジャンプしたくなっちゃたり、よくしたものです。
すると、こんなプチサイズ(151cm)なわたしですが、
びっくりするほどのパワーがみなぎるので、
安全を守るの人たちが大変そうでした。

でも、今回は、できる限り自分で(他者の)安全を守るように、
前よりも自分に割り当てられた領域を意識しつつ、呼吸に専念しました。
始めてみると、高橋さんがおっしゃたように伝統的なやり方と同じようにすぐにいつもと違う意識状態に入っていきました。

わたしは、ビジョンタイプではなく体験型。
やっぱり、ネイティブ・アメリカンっぽい音楽が流れると、
体が勝手に動きだし、通常考えられない形でジャンプしたり、踊ったり。
(でも、みんな目をつぶっているので、ぜーんぜん恥ずかしくないよ!)
でも、通常の意識が完全にぶっとぶわけではなくて、それを体験していることを認識している自分もいるの。瞑想みたいなもんよね。
そうかと思えば、体の一部がとっても痛くなってきて、そこを高橋さんが指圧してくれると、細胞に記憶されている感情なのか、DNAの中の記憶なんのか、ものすごい恐怖心を体験しはじめたのですが、そのうちそれが消えていきます。
これもやっぱ瞑想みたいで、その恐怖心は、別に今現在起こっていることに関して感じているわけではなく、過去の記憶だと認識している自分がいるから、それにまきこまれずに、ただ、体験して、解放することが起こりました。
瞑想していると、いろんな感情が起きてきたりしますよね。でも、それは瞑想中に体験していることでなくて、過去に体験した事柄にまつわる感情がただ浮上しているだけであって、それをただ流れるままに見つけて、消えるにまかせますよね。そんな感じです。
もちろん、自分の潜在意識の中にあるものや構造をあまりに振り返らない、振り返ったことのない人だったら、そこを知っていくプロセスも大事だと思います。本当に。
それを、私は昔は10年以上もやっていたんですよね

10年ぶりにブレスをしてみて、感じたのは、昔はもっと体験への執着があって、変性意識状態っぽいことが起こったら、たとえば今回だったら恐怖心とかが出てきたら、もっとその状態に全身全霊で没頭するのがいいことだと感じていたのですが、とらわれが少なくなったのか、ただ、そのときに起きるがままにしていくのが昔より楽になって、シャーマニックな気分、恐怖心、ホオラウリマ・アクアのときに体験するようなやすらぎ、いろんなプロセスを次々体験していきました。

ブレスが終ったあとに、参加者さんの顔が、始まる前と変わっていて、とっても緩んでいて、より素の自分、楽な自分になっているのを見ることができるのが、とっても嬉しかった。

昔、自分が学んでいたときには、自分の潜在意識を浮上させるばかりが大切で、強く自分勝手な私だったので、そうゆう視点はあまりなかったのですが、こんなことも思いました。
ブレスワークをやっていると、人の潜在意識に中にあるものを目の当たりにします。そして、目の当たりにするだけじゃなくて、それに付き合います。
この体験をとおして、人は、それぞれいろいろな事情、いろいろな人生、いろいろなエネルギーを持ち、一緒に生きているってことがわかって、お互いに対して、人間に対して理解が深まり、多様性を受け入れ、やさしくなれるのかもしれないって思いました。

終わりのシェアリングも、人生で長いことが変えられなかったパターンを変える決意した人もいたり、これまで人生で感じたことのないやすらぎを感じたという感想もありの充実したシェアリングでありながら、笑いの絶えない楽しい時間でした。何よりも高橋さんの、その人にあった『今・ここ』なアドバイス、そしていろんな意味での許容量の深さに感銘を受けました。

そんな充実した一日のあと、高橋さんやスタッフのみなさんとお疲れさん会に参加。
精神世界裏話、いろいろ聞きましたよ。ものすごく面白かった。
6日の放送でもいろいろぶっちゃけていただきたいと思っています、
でも、一番面白いところは、、ラジオではたぶん話すのが無理かも。ごめんねー。
でも、できる限りぶっちゃけてもらいます!
乞うご期待!

高橋実さんの施術やセッションが受けられる「からだはうす」のHP 
高橋実さんのブログ 

そして、「からだはうす」内にある奥様のタカさんがやっているアロマセラピーサロン「satowa」のHPはこちら
satowaには、わたしも定期的に通ってます。マイ・ゴッドハンドなの。お勧めでーす。

リコネクション・ルームにいらっしゃったクライアントさんには、いつもお部屋のことをほめられます。
エネルギーがいいとか、おちつくとか、やすらぐとか、かわいいとか。
このお部屋を借りることになったときには、いろいろと不備があったのですが、このお部屋がいまの感じになるように、内装について、アドバイスをくれただけではなくて、実際にいろいろとお手伝いしてくれたのもタカさんなの。
タカさんなくしては、このリコネクション・ルームもないわけよね。

あ、そうだ、そういえば。わたしが、2004年にオーストラリアでリコネクティブ・ヒーリング/リコネクションを習って戻ってきてすぐに、タカさんに施術させてもらって、気に入ってくれて、satowaをリコネの施術に貸してくれたのが、わたしのヒーラー人生の始まりでした。

というわけで、高橋さん&タカさんがいなければ、今、こうしてみなさんにブログでお話していることもなかったのかも。

ありがたや。

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2月6日AM11:00-11:55にBBSラジオにて、
オカダアユミの『Gnobo's Mystical Numerology』を【生放送】でお送りします。

隔週土曜日のこのお時間は、ノボ・カリプソとオカダアユミが交代で『Gnobo's Mystical Numerology』で担当させていただきます。

視聴方法はこちら
1) www.bbsradio.comにアクセスします。(英語だけどびびらないでね、簡単だし、私は日本語でお話しますから。)
2) ページの一番上に表示される【STATION1】をクリックします。
3) 次のページで【丸の中に矢印】マークをクリックします。
   丸の中に矢印は【白い丸】と【青い丸】の二つありますが、どちらでもOKです。
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コメント (2)

でぐち:

Ayumiさん、こんにちは。
瞑想はあまり馴染みがないのですが、
座禅は一度体験して、
独学で香を焚いて一時期やっていたことがあります。
前回のAyumiさんにして頂いたセッションでは、
瞑想誘導みたいな感じでしたが、
今までには、体験したことがないヒーリングパワーを味わいヒーリングの概念が変わりました。
あの時は一切触れることないのに、腹筋が痛くなってビックリしました^^
それでは、お元氣で!ありがとうございました。

岡田 歩:

>でぐちさん、こんにちは。

腹筋が痛くなるのは、不思議でしたね。
いまでも不思議です。
エネルギーの動きって、まだまだわからないところだらけですよね。

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2010年01月18日 17:52に投稿されたエントリーのページです。

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