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想定外(ちょっと古い?)

想念観察クラブ、おかげさまで、西荻窪クラス & クリスタル・ガーデンクラスともに満席になりました。ありがとうございます。

ほんと、自分では想定外でした。

来てくれるなってことではありませんよ。もちろん(笑)。

自分でも思うんだけど、【想念観察】って言葉が地味でしょ。
というか、それ何?って思う方もいらっしゃるみたいでしたし....

それに、「想念観察=在意識のクリーニングは最初は地味で継続が難しいように感じるけれど」って書いたし。
「言葉がわかりにくいから興味をもたれずらいかもね」という意見もありましたし….

でも、本当にやることは地味なんだし、日本のエネルギー状況はよくも悪くも本性がかもし出されるような状態になっているらしいので、ストレートな感じで行っちゃうことにしたのです。

なので、こんなに興味を持ってくださる方がいるって思ってなかったの....

ちまたでは、インスタントに学べる講座がたくさんあり、
インスタントでパワフルな効果をうたっています

痛みが瞬時に治るとか、病気が瞬時に消えたとか、本当にありがたい(めったにないと、感謝の両方の意味でね)ことがあり、そうしたものに、出会える時代に生きる私たち。
ラッキーだと思います。

でも、インスタントにはできないこともやっぱりあるかな、とも思います。

だって、本当に、そのときに素晴らしく癒されても、また、別のこと、あるいは同じことや似たことで、
苦しみを味わったりするんだもの。

インテグラル理論(人間・組織・社会・世界を理解するための包括的な地図)を提唱しているケン・ウィルバーさんは、『意識の構造』と『意識の状態』っていうのがあるといっています。

超おおざおっぱに説明すると、『意識の構造』は意識を入れる入れ物としてイメージできるもので、意識の内容を効果的に解釈・活用できる能力をさします。
違う人が同じ体験をしても、それをどう解釈するかは、違います。
たとえば、どっかでインフルエンザをうつされて寝込んで大変な思いをしたとして、
「ほんと、災難だった。運が悪い。」っていう解釈もあれば、
「たまに病気することで、体のありがたさがわかった、体をもっと大切にしよう」とか、
「家族のありがたさがわかった」とか、病気で苦しんでいる人に対してもっと思いやりを持ているようになるとか、そうゆう解釈をすることもできます。

こうした、意識の内容を解釈・活用できる能力は段階的に成長するそうなの。
生まれたときには、世界の合理的な法則に基づいて判断できないので、
自分の直接体験にのみ基づく世界観で解釈していきます。赤ちゃんはそうだよね。
それが、成長するにつれ、合理的になり、合理性も含みつつ超越し、やがては、
自分の価値観・世界観・目標が、絶対的に正しくないとわかったら、
「それぞれの段階の見方を衝突するものと見るものではなくて、お互いに支えあうものとして再構築する統合的な見方」ができるようになるそうです。
モデルとしては、そんな風に『意識の構造』は成長していきます。

『意識の構造』は段階的に成長させていくもので、短期間で変わるものではないんだとか。

一方、『意識の状態』は、一日のうちでも変化します。
『意識の状態』には、
自然な意識状態 (「目覚め」、「夢見」、「深い睡眠」、「目覚め夢見にかかわらず、そのすべてを見ている状態」)、「さとり、すべて一つ」)と
変性意識状態 (「シャーマン」、「薬物」、「ハレ (ケは日常)」、「ランナーズハイ」、「瞑想」、「臨死」、「幽体離脱」など)があります。
そして、()内にあるように、それぞれいろいろな状態があります。

どちらの意識状態にしろ、一日のうちでころころ変わります。
で、よい、悪いということと関係はありません。

ヒーリングとか、セラピー゙によっては、意識を変性させ、高揚感を感じさせることで、
変化があったと思うように感じさせるものもあるけれど、意識状態を変化させてただけで、
構造(入れ物)が進化していないと、一時的な効果で終っちゃって、あれ?ってのちのち思ってしまったりします。

一時的な効果っていうと、響きがいまいち悪いけど、
それも大切なもので、ものすごーい痛かったり、つらかったら、頓服を飲んだりして、
まず、落着いてから、対策を立てることも有効だと思いますし。
一時的なものから、だんだんつみあがっていくものもあるでしょうし。

でも、それと同時に、段階的に成長させるような地味な何かもしていくことも必要だって思います。

それからね、宇宙って、男性と女性、プラスとマイナス、右と左なんてふうに、両極のもの、相反するものが一体となって反復しながら、発展していくんだそうです。

だから、「インスタントなもの」と「じっくりと取り組むもの」、これをどっちも取り組んでいくと、宇宙の進化と発展のあり方に同調していけるのかな、なんて思ったりもするのです。

心理療法時代から含めると、心にかかわる分野のことに足をつっこんでかなり長くなるのですが、昔は、「じっくりと取り組むもの」が多かったように思います。
自分を変えるには時間がかかるという観念、多くの人が持っていました。
そしてここ数年は時間が加速しているのもあってか「インスタントなもの」大流行です。

どちらも素晴らしく、どちらも大切だと思います。

そして、インスタントなのか、じっくりなのかも、どっちがどっちかなんて、本当は割り切れなくもあり。
だって、瞬時にヒーリングが起きて痛みから解放されたとしても、それが起こるまでの魂のプロセスは長かったかもしれないし、長くかかって自分の意識の構造を変化させる取り組みをして、変化してきたと思っても、変容のターニング・ポイントは一瞬かもしれません。

そうしたことを、自分たちで実践しながら、他からの制約や規範ではなくて、ハートの思いにしたがって安心の中に生きられる。そんな境地をわたしも一緒にめざしていくクラス。
本当にやってみたいことだったので、ご興味をもってくださったみなさん、本当にありがとうございます♪

今回は、2クラスですが、本当に想定外にご希望の方が多かったので、また、近々といっても
数ヵ月後ですが、クラスを増やす予定もあります。

インスタントばやりだったから、ここら辺でバランスを取ることに気が付いた人が多かったのかもしれませんね。って私もそうですが。

10月のクラス、とっても楽しみです♪


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2010年09月29日 18:07に投稿されたエントリーのページです。

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